メンタルヘルスマネジメント検定 資格

メンタルヘルス・マネジメント検定とはどんな資格?合格者が解説!心の健康を守る重要性

メンタルヘルスマネジメント検定とはどんな資格なの?

メンタルヘルス・マネジメント検定とは、働く人たちの心の不調の未然防止と活力ある職場づくりを目指して、職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得を目的として、大阪商工会議所と施工商工会議所が主催している検定試験です。

私は総務で働く立場として、従業員はもちろん、自分自身の心の健康も守るため、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種(ラインケアコース)の資格を取得しました。

本日は合格した体験から、メンタルヘルス・マネジメント検定の概要と取得するメリットや心の健康の重要性について解説していきます😊

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この記事でわかること

  • メンタルヘルス・マネジメント検定の概要
  • メンタルヘルス・マネジメント検定を取得するメリット
  • 心の健康の重要性

1.メンタルヘルス・マネジメント検定とは?

メンタルヘルス・マネジメント検定とは、大阪商工会議所と施工商工会議所が主催している検定試験で、働く人たちの心の不調の未然防止と活力ある職場づくりを目指して、職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得を目的としています。

 

メンタルヘルスについて、厚生労働省のHPでは以下のように記載されています。

メンタルヘルスとは体の健康ではなく、こころの健康状態を意味します。体が軽いとか、力が沸いてくるといった感覚と同じように、心が軽い、穏やかな気持ち、やる気が沸いてくるような気持ちの時は、こころが健康といえるでしょう。

しかし、だれでも気持ちが沈んだり、落ち込んだりすることはあります。日々の生活の中でストレスを感じることも少なくありません。気分が落ち込んだり、ストレスを感じることは自然なことですが、このような気分やストレスが続いてしまうと、こころの調子をくずしてしまう原因にもなります。

 

現代社会では、仕事や私生活に強い不安や悩み、ストレスを抱える人は年々増加してきていると言われており、心の不調を抱えている人も少なくありません。この、「心の不調」が原因で、休職や離職も増加傾向となっているのが現状です。

「心の不調」というのは、他人事ではなく、「自分には関係ない」と思うのは大きな間違いです💦皆さんの周りや職場でも、「まさかあの人がうつ病になるなんて」とか、「あの人が休職してしまうなんて」という経験はありませんか?”誰にでも起こりえるもの”と理解しましょう。

 

そしてメンタル不調は、以下のリスクをもたらすことが考えられます。

職場で働く従業員がメンタル不調を発症した場合のリスク

  • 他の社員の業務負担が増加
  • 人間関係の変化や職場の士気の低下
  • 会社が社会的責任を問われる可能性
  • 会社のブランドや社会的イメージの低下

メンタル不調による個人的な影響

  • 生活の質の低下
  • やる気がなくなる、体調不良が続く
  • 周囲との関わりを避けるようになる

職場の従業員や自分の心の健康を守ることはとても重要なのです。

心の問題は、状況が悪化するほど解決するための時間がかかる場合が多くなります。

逆に、一人ひとりの心の健康が健全に保たれていると、職場やグループに活気がでたり、業務の生産性や効率の向上にも繋がりますし、個人の生活も活き活きとすることで、ポジティブな連鎖となっていくことが期待できます。

そのためにも、働く職場の管理監督者だけではなく、従業員一人一人がメンタルヘルスに関する知識を身に付けることはとても大切です。

メンタルヘルス・マネジメント検定では、自身のストレスへの気づき、それに対する対処法や、他人に対するケアの知識などを学び、知識を習得することができます😊

受検コースは、Ⅲ種(セルフケアコース)Ⅱ種(ラインケアコース)Ⅰ種(マスターコース)の3つあります💡

 

Ⅰ種(マスターコース)

対象者は人事労務管理スタッフ、経営幹部となります。

(1)目的 社内のメンタルヘルス対策の推進
(2)到達目標 自社の人事戦略・方針を踏まえたうえで、メンタルヘルスケア計画、産業保健スタッフや他の専門機関との連携、従業員への教育・研修等に関する企画・立案・実施ができる。
(3)出題内容 ①企業経営におけるメンタルヘルス対策の意義と重要性
②メンタルヘルスケアの活動領域と人事労務部門の役割
③ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
④人事労務管理スタッフに求められる能力
⑤メンタルヘルスケアに関する方針と計画
⑥産業保健スタッフ等の活用による心の健康管理の推進
⑦相談体制の確立
⑧教育研修
⑨職場環境等の改善
(4)問題構成・時間 選択問題:2時間
論述問題:1時間
(5)配点 ①選択問題 100点
②論述問題 50点
(6)合格基準 ①②の得点の合計が105点以上。※但し、論述問題の得点が25点以上。

 

Ⅱ種(ラインケアコース)

対象者は管理監督者(管理職)となります。

(1)目的 部門内、上司としての部下のメンタルヘルス対策の推進
(2)到達目標 部下が不調に陥らないよう普段から配慮するとともに、部下に不調が見受けられた場合には安全配慮義務に則った対応を行うことができる。
(3)出題内容 ①メンタルヘルスケアの意義と管理監督者の役割
②ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
③職場環境等の評価および改善の方法
④個々の労働者への配慮
⑤労働者からの相談への対応 (話の聴き方、情報提供および助言の方法等)
⑥社内外資源との連携
⑦心の健康問題をもつ復職者への支援の方法
(4)問題構成・時間 選択問題:2時間
(5)配点 100点
(6)合格基準 70点以上の得点

 

Ⅲ種(セルフケアコース)

対象者は、一般社員となります。

(1)目的 組織における従業員自らのメンタルヘルス対策の推進
(2)到達目標 自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気づき、自らケアを行い、必要であれば助けを求めることができる。
(3)出題内容 ①メンタルヘルスケアの意義
②ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
③セルフケアの重要性
④ストレスへの気づき方
⑤ストレスへの対処、軽減の方法
⑥社内外資源の活用
(4)問題構成・時間 選択問題:2時間
(5)配点 100点
(6)合格基準 70点以上の得点

情報元:メンタルヘルス・マネジメント検定公式サイト

 

 

2.試験概要

メンタル・ヘルスマネジメント検定は、年2回、11月と3月に開催されます。(※ただし、3月の試験はⅠ種のマスターコースはありませんのでご注意下さい)

各コースに受検資格はなく、誰でも受検することが可能です💡また、Ⅰ種と Ⅱ種、Ⅱ種とⅢ種を同日に受検することも可能です。

試験日や、その他の詳細はHPをご確認くださいね😊

詳しくはコチラ

 

 

3.メンタルヘルス・マネジメント検定を取得(勉強)するメリット

メンタル不調は、いつ誰が疾患してもおかしくない病気です。
業務の内容、職種に関係なく、働くすべての人に関係があることなので、知識として知っておくことで、自分自身や一緒に働く仲間、家族を守ることが出来ます。

ここでは私が実際に学んで感じた、メンタルヘルスマネジメント検定を取得(勉強)するメリットについてご紹介します💡

 

①日常生活に簡単に取り入れられるストレス対処法を学ぶことが出来る

ストレスといっても、原因は職場環境にるものや、対人関係、プライベートで抱える問題などさまざまで、一人ひとり状況は異なります。
だからこそ、「自分の健康は自分で守る」という考え方を理解してセルフケアをしていくことが重要です。

メンタルヘルス・マネジメント検定では、睡眠の質や食生活面でもメンタル不調を予防していける知識を学ぶことができます。

それもすぐに日常生活に取り入れられるものなので、学んだ内容をすぐに実践できるのも良いところです😊

体験談で言うと、ストレスがあるときに、どんなビタミンが失われ、どんな栄養を摂ったらいいかをこのメンタルヘルス・マネジメントで学んでいたことが役に立ったことがあります💡

Shiori
私がストレスを感じていた時期に、仕事が忙しいことも重なっていて、自炊することも結構大変だったので、サプリメントでビタミンを補ったりしていました✨

このように、学んだ知識を日常生活に活かして、ストレスに向き合っていくことができるようになります♪

知識として知っていることで、自分自身だけではなく、身近な家族や職場へも応用することが可能です💡

 

 

②職場のメンタルヘルスに活かすことができる

メンタルヘルスマネジメントへの意識が高いと、部下や同僚の状態の変化に早く気がつき、必要な対策を打つこともできます。
早期に問題を認識することで、周囲の人や業務への影響を最小限に抑えることにも繋がります

どんなことに注意をしたらいいのか、メンタル不調にならないために普段から気を付けておくべきことは何なのかを知っていれば、メンタル不調の発生も防ぐことも可能となります💡

また、メンタルヘルス・マネジメント検定では、事前に防ぐこと以外に、メンタル不調に陥って休職になってしまったときや、復職するときのステップ、復職後に気を付けるべきことも学びます。

上司や職場の同僚が正しい知識や理解があることで、再発防止にも繋がり、職場の活性化にも繋がるでしょう✨

 

 

③スキルアップやキャリアアップも期待できる

冒頭で、現代社会においてストレスを抱える人は多く、心の不調が原因で休職や離職となるケースも増加傾向であることをお伝えしました。

このような状況の中で、企業にとってメンタルヘルス・マネジメントに精通している人材は、とても重要になります。

部下や同僚の変化を見過ごさないだけでなく、ハラスメントや長時間労働などの問題にも対処していけることは、組織にとって必要不可欠です!

これらを解決していくための知識を習得することで、自身のスキルアップや、キャリアアップにも繋がります。

特に人事総務で働く方は、普段の業務に直結してくることなので、メンタルヘルス・マネジメント検定を取得することは必ずメリットとなりますよ✨

 

 

4.まとめ

「健康」というと、見た目の部分や、体の状態(熱があるとか、お腹が痛いとか)をイメージしやすいですが、目には見えない部分で、自覚ににくい部分である「心の健康」は、私たちが活き活きと生活するためにとても重要です。

逆に、体の健康も心の健康もどちらかがバランスを崩してしまうと、生活にも影響が出てきてしまいます。

その影響はプライベートから職場まで多岐に渡るものなので、自分自身、そして周囲の人のメンタルヘルスを守ることは必要不可欠です。

メンタルヘルスマネジメント検定は、ストレスがどのように身体に影響を及ぼすのか、どんな反応が体で起こるのか、脳の仕組みなども勉強するので、単純に職場のメンタルヘルス対策として学ぶのではなく、私生活にも役に立つ知識を学ぶことができます✨

勉強という感覚ではなく、「へ〜!そうなんだ👀✨」という感覚で学べると思います!毎日を健やかに生きるためにもお勧めの資格なので、ぜひ勉強してみてくださいね😊

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